フレームの壁
脱出するぞぉ~
待ち合わせ時刻に遅刻してきた後輩を叱り、一先ず会場へ走る2人のアイドルオタク。
しかし道中、突然森へワープし閉じ込めらてしまう。
はたしてこの不条理な世界から抜け出すことができるのか?
※本作は縦画面での鑑賞を推奨しております。
TikTok版はこちら
アイドルライブに急ぐ二人のオタクが、突如画面フレーム枠に閉じ込められるもお助けアイテムを使い脱出する話。
2021/05.30 撮影クランクイン&アップ
2021/06.13 本編公開(TikTok版)
竹中透監督作品。
TikTokと東宝、新たな映画祭『TikTok TOHO Film Festival 2021』出品作品。
【映画祭独自決めごと】
①9:16(縦型)
②15秒~10分以内
映画祭キャッチコピー:
「映画はもう、だれかのものじゃない」
以下竹中透監督よりコメント
企画考案時、既にTikTok内で出品投稿されている動画を数本視聴、映画的な作品がほとんど見受けられず、TikTokユーザーへ向け動画が多いと知り、「ザ・映画」を感じられる作品作りを決意しました。
今や誰もが当たり前に持つスマホ。画面いっぱいいっぱいを無駄なく使いたい、縦型で撮る意味の理由をテーマに2分割、同時進行、リアルタイム展開をスマホ(箱)の中で完結できる構造をセッティング。
また、TikTok動画で定番の説明テロップや字幕を完全廃し、トーキー映画時代の原点、見れば一発でわかる映像表現(ちゃんと絵で語れる物語)、そして縦型でしか表現できない必然性を詰め込みました。
撮影はSONYミラーレスカメラa6400を使用。現場音声は使用しないためTikTok最短秒数である15秒を現場でカウントし、上下の画面の受け渡しを交互に撮影しています。
また、完成版は5シーン構成となっていますが絵コンテ段階では6シーン存在。こちらは編集時にタイミングがどうしても合わず、泣く泣くその1シーンは外すことにしました。
公開はTikTokにて「不思議箱屋」新規アカウントを開設し15秒1本×5分割投稿。後日5シーンを一本にまとめ更にクレジットを含めたYouTube完全版を公開予定です。
【ストーリー解説】
アイドルオタクの先輩と後輩。
裏設定ではオタク歴15年以上の先輩と、数か月前にオタクになった後輩。ライブ会場へ行く前の待ち合わせで、後輩が遅刻し到着したため叱る。
時間がない為、さっそくライブ会場への走るも突如森にタイムワープ。更に見えない壁に足止めをされてしまう。
終盤、お助けアイテム(斧)をゲットし、壁を破壊し脱出成功となるも、思いのほかに時間が過ぎており唖然とする二人の表情でエンド。
なお当初のエンディングでは、更にとてつもない広い第2ステージ案を想定していたが、広さを表現できる場所が見つからず、縦画面だと映像表現の限界もあり、オタク先輩(瀬戸周明)がボソっとつぶやいたアイデア案が最終的に採用されました。
竹中透
脚本
Pudding
撮影・編集・音声・音響・整音・効果音・色調調整・視覚効果・スチール・ロケーション
絵コンテ・小道具・タイトル・WEBサイト・ポスターデザイン
竹中透
撮影サポート
小嶋さくら
アクターズスタジオ役者連携
西村京子
ロケ場所
豊平公園