甘味鑑定士/七花スタイル
一度も勝てたことがない相手との、最終試験が始まった
甘味鑑定士、最終試験会場の田中果樹園にやってきた二人の少女。この1対1の戦いで勝者は晴れて「甘味鑑定士」となり、全国各地に飛び回る約束された未来を得る。
対して敗者は不合格となり、再び来年より模擬試験からの振り出しだ。七花の対戦相手は今まで一度も勝利したことがない相手だった…。
田中静江 役
松井ナミ
寅屋敷 茶々丸 役
竹中Nabii
人生が約束される甘味鑑定士。その最終試験で今まで一度も勝利したことがない相手に、勝利する少女のお話。
2021/06.27 撮影クランクイン&アップ
2021/07.10 本編動画 解禁
竹中透監督作品。田中果樹園ショートドラマin2021さくらんぼ編。さくらんぼシリーズでは6作目。
果樹ドラ史上最多キャストで送る「甘味鑑定士」最終試験を描く和テイストの短編映画。
なお本作の序章的作品「甘味鑑定士/大滝七花エピソード0」も制作されている。
企画発想のスタートは「鬼滅の刃」の最終選別がやりたいから始まっている。他にも作品の設定や登場人物などが色濃く影響を受けている。
また夏を舞台にした作品ともあり、主要キャストは浴衣&仁平を着用。
撮影は晴天炎天下の中で行われた。
甘味鑑定士は、空想の職業。
毎年全国で開催される模擬検定試験が開催、毎試験ごとに上位者にポイントが振られる。なお上位2名が今回描かれる最終試験への参加権利が与えられ、年一回「甘味鑑定士」が一人誕生する。
甘味鑑定士は、将来の名誉や富を得ることが保障されているため、流派が枝分かれ、基本的には師範の実子(継子)へと受け継がれることが多い。
七花は大滝家の血族ではなく、幼少期貧しい環境で生活をしており、ある日、甘味選定能力が人一倍高いことを知り、親を楽させたい一心から、親元を離れ大滝流派へ住み込みを決断。「大滝」の名をもらっている。
ちなみに最終試験で「甘味鑑定士」になれなかった場合、特例はなく来年度にまた一から模擬試験を受けなければない。
篠崎瑠璃は篠崎家の実子。
今年の模擬検定試験でもほぼ独走成績をキープ。2021年の甘味鑑定士は確実を言われてきたエリート少女。
七花は今までひたすら努力で勝ち上がってきたのに対し、瑠璃はもともと血筋と最高レベルの環境で学んでいる。
劇中では登場していないが、それぞれの二人の師範代の上には圧倒的権威を持つ「師範」が存在しており、師範直接、継子の指導にあたっている。
師範代は鑑定士目指す子をサポートするマネージャー的役割も担っており、今回のように試験会場への同席なども行っている。
なお第一稿では主人公の七花の性格が内気で、本編終盤に瑠璃が篠崎家を騙し、七花を勝たせ新しい人生を歩む物語であったが、不思議箱屋脚本会議で、主人公が主人公らしくない、実際に瑠璃が主人公ポジションになっていた為、変更。
ほとんど話さないクールなキャラクター瑠璃、大滝師範代が初期の七花の内気なキャラクターを引き継ぐこととなり、前向きな明るい七花が誕生した。
竹中透
脚本
Pudding
撮影・編集・音声・音響・整音・効果音・色調調整・視覚効果・スチール・ロケーション
絵コンテ・小道具・メイキング・タイトル・WEBサイト・ポスターデザイン
竹中透
ジンバル撮影・メイキング撮影
田中和幸
アクターズスタジオ、スマイルリンク役者連携
西村京子
ロケ場所
田中果樹園