皐月クエストⅡ
2ndステージへ
戦う者、バトラーとなった高校生皐月と中学生弥生はレベル30以下はお断りの‘開かずの間’クエストをプレイしたくウズウズしていた。
ある日、茶道部先生が高レベルプレイヤーと知り、早速パーティに誘うも頑なに「絶対に行くな」と念を押されてしまう。
「行くな」と言われると行きたくなるゲーマー体質の弥生は皐月を強引に引き連れ、地道なレベル上げの末、遂にレベル30超えに到達する。
ゲーム好きの女子中学生と茶道女子高校生がレベル制限の掛かった入館拒否クエストに無謀に挑む話。
2019/03.31 続編企画決定
2019/08.02 撮影一日目
2019/08.25 撮影二日目
2019/10.24 予告 解禁
2019/10.26 本編 解禁
2019/11.16 メイキング動画(撮影1日目) 解禁
2019/11.17 メイキング動画(撮影2日目 )解禁
※以下内容、本編のネタバレ含みますのでご注意ください。
競作映画season2にて勝利した「皐月クエスト」の続編作品。
前作で登場した女子高校生で茶道部の皐月(さつき)とゲーム好き女子中学生(やよい)のその後を描いた短編映画。
続編作品ということで、前作よりもあらゆる点でパワーアップさせるをモットーに制作が開始。
撮影は二日間に渡って行われ、初日の8/2では開かずの間と茶道の2つのシーンが撮影された。
クランクインして1番最初に撮った開かずの間のシーンでは、簡単な殺陣を監督自ら行い、手持ちカメラで迫力のあるカットを次々撮影。実質2015年「真理愛」以来のアクション満載映画となった。
なお原因不明のマイクトラブルにより音声が録音できない状態や、慣れないアクション撮影に当初予定されていた時間で撮りきれず、最終的に30分延長、一部当初の脚本から現場で変更されている。
ちなみに本編では開かずの間を守りし者との闘い開始直後にスキル「コンビネーション」を発動させ優勢しているが、元の脚本上では全滅危機時にりさ子先生が登場後、隙を作ってもらいそこで2人の友情レベルが上限に達しスキル「コンビネーション」を発動させたのちボスを撃破という展開であった。
ゲーム世界描写に関しては前作のシュールな雰囲気を脱し、より一新されたハイスピードバトルに変更。
また2人の主人公に職業、属性が付加されている。
●皐月
職業:ウィッチ / 属性:雷
●弥生
職業:ファイター / 属性:炎
同日の午後より前作「皐月クエスト」でも登場した茶道部の和室のシーンを撮影。
もし続編を撮ることになれば、弥生が体験入学的な立ち位置で皐月に茶道を学ぶシーンを撮りたい!と前作完成時に思っていたことがここで実現る。
なお前作の本編終盤で「茶道=和菓子食べるイメージだ」と弥生が言及しており、それが本作で伏線回収される結果となった。ちなみに実際のロケ現場も前作と同じ場所である。
和室での撮影は中盤以降、早いカット編集が続くアクションシーンが待っている為、この冒頭の場面は「静」をテーマに撮影がされている。
続いて撮影2日目。撮影1日目の撮影から約3週間程開いた撮影となり開始直後は、風がかなり強く肌寒い状態であったが、中盤以降は撮影日和の快晴へ。
この日は本編最後の場面、そして酔っ払いサラリーマンでレベル上げをするシーン。前作と同じロケ場所であり、不思議箱屋作品では定番のロケ場所である中島公園で撮影が行われた。
今回新たにバトラー「戦う者」という名称が出来たことにより、前作にはなかったレベル制度を導入。
LV35以上でなければ立ち入ることができない開かずの間に入る為、レベル上げをする場面として酔っ払いサラリーマンを登場させている。
またクエスト感覚のゲーム性を更に意識し、前作で描いた友情、この2人でなければ使うことができないスキル「コンビネーション」、レベルを上げることで新たに覚える新しい技、レベル制限が掛けられた場所であったり、RPGゲーム要素が盛り込まれている。
なお制作時のキャッチコピーの一つ「茶道×RPG×格ゲー×映画」である。
見せ方として後半戦がシリアス展開になる為、この前半部に関しては遊び心満載のアクションシーンを意識し、役者・スタッフ和気藹々とした環境で楽しみながら撮影が行われた。
なおアクションシーンは遠近法を使ってあたかも相手に当たっているように見せる撮影方法やカットバック編集、撮影時カメラ本体を用いたズームイン・アウト撮影が行われ、最終的にその映像に電気や炎の合成素材、また再生スピード等が掛けられている。
皐月の魔法呪文に関しては当初魔法が発動するまでの間に演唱時間を設けていたが、最終的に現場で喋ってもらったフレーズを逆廻しにしてあたかも特殊な魔法用語を喋っているように見せることにしている。
是非現場で何と言っているのか気になった方はメイキング動画(撮影1日目と2日目)と本編を照らし合わせてみてください。
編集に関しては全不思議箱屋作品で一番時間を掛けられている。
その理由は魔法演出描写、弥生の炎描写を始め多種に渡る合成編集、更に攻撃時に付く莫大な効果音、コマ単位で試行錯誤した結果、編集だけでも約50時間以上費やされることなった。
竹中透
脚本
Pudding
プロデューサー・撮影・編集・音声・音響・整音・効果音
色調調整・視覚効果・小道具・茶道演出・アクション演出
絵コンテ・スチール・ロケーション・予告 ・メイキング
タイトル・WEBサイト・ポスターデザイン
竹中透
撮影・メイキングカメラ
田阪祐樹
音楽
YouTubeオーディオライブラリ
魔王魂
ロケ
札幌市西区民センター
札幌市東区民センター
中島公園
アクターズスタジオ 役者スケジュール連携
高橋一成 西村京子