フォ ゲット ザット?
forgot that ?
あの時の夢、忘れていないか?
親友礼治が何気なく発した言葉から
「勝手に自殺しようとしている!」と思い込み
阻止しようと四苦八苦する俊哉。
だが実際の真相は?
俊哉 役
稲垣雅也
友人が送ってきたメールを勝手に勘違いして駆けつけてみるが
彼にとって新たな門出を開こうとしていた、と理解するまでの話
卒業というのは掲げていた目標をしっかりやりきる。という意味。
最初に人生からの卒業=自殺、と勘違いする男の話です。
実際には上の意味だったという。
2018/02.03 撮影一日目
2018/02.15 撮影二日目
2018/02/17 撮影三日目
2018/3.03 予告公開
2018/3.10 本編公開
2018/3.17 メイキング公開
脚本の着想元々このお話の着想は、L'Arc~en~Cielの楽曲に『DIVE TO BLUE』という曲があるんですが、あの曲の歌詞って、飛び降り自殺をテーマにした歌詞なんです。
でも個人的には決まった未来から抜け出して新しいフィールドに挑戦するという風にも受け取れる歌詞だな。と思っていて、個人的にはそちらの方がしっくりくるのでそういう解釈で聴いていたんです。
一つの歌詞でも、色々な解釈ができる所が彼らの楽曲の良い所ですけど、こういう風に同じような詞や文面でも、人によって受け取り方が違う、という部分が着想の原点でした。
他には、昔の香港映画に『拳神』という映画があるんですが、回想シーンでイーキン・チェンが演じていたキャラクタ―が、現在シーンでサモ・ハン・キンポーになるんです(笑)。
あれと同じような感じで、アクターズの役者さんが10年後にヤシンさん(高橋信也)に変わってたら面白いなあ(笑)と。なので正に彼ありき企画でした。
さらにもう一つ香港映画で『ベルベットレイン』という映画があるんです。これは参考にした部分を話しただけで、その映画のネタバレになってしまうのでやめておきます。
これらの要素に、課題だった【卒業】というテーマを無理矢理押し込んだ感じです(笑)。
気付いた方は多いと思いますが、10年後の公園のパートの音声はアフレコです。これは撮影当日に、ロケ地の公園の直ぐ近くに除雪が入ってしまったからです。周りのガアッ―という騒音の中、撮影しました。本編も後ろの方をよく見ると除雪車が作業しています(笑)。
出来上がった仕上がりについて当初に予定していた脚本だと、課題だった5分を大幅にオーバーしてしまい、5分に納める為に撮影したのに泣く泣く切ったシーンが沢山あります。
最終的に仕上がったものでちゃんと視聴者に伝わっているかは不安でもありますが、やって良かったと思っています。誘ってくれた竹中透君には感謝しています。
田阪祐樹
脚本・撮影・編集・音声・音響・整音・小道具
絵コンテ・ロケーション・スチール・予告・タイトル
田阪祐樹
プロデューサー・メイキング
竹中透
アクターズスタジオ 役者スケジュール管理
山本健人 西村京子